2016年6月にMusee des Beaux-Arts(通称ボザール美術館)を訪問しました。今回は、ジョット・ディ・ボンドーネ作「キリストの磔刑」を紹介します。
 
ジョット・ディ・ボンドーネ(1267年頃~1337年)はフィレンツェ又は近郊で生まれた。父親は農夫・鍛冶屋・羊飼い・裕福な人と諸説あるようです。羊飼いをしていた時にチマブーエに見いだされて、弟子入りしたとの伝承があります。代表作は、1305年頃作のパドヴァ スクロヴェー二礼拝堂の連作だと言われています。
 「キリストの磔刑」はゴシック様式で、キリストの腕は針金のように細いです。
キリストの磔刑(ジョット・ディ・ボンドーネ、1320~25年作)

カナの婚礼(ジョット・ディ・ボンドーネ、1305年頃作、スクヴェー二礼拝堂)

東方三博士の礼拝(ジョット・ディ・ボンドーネ、1305年頃作、スクヴェー二礼拝堂)

荘厳の聖母(ジョット・ディ・ボンドーネ、1310年頃作、ウフィツィ美術館蔵)