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カテゴリ:フランス寄り道 > 南仏寄り道

 2017年6月にエクス・アン・プロヴァンスの「セザンヌのアトリエ」と「セザンヌの丘」見学後、グラネ美術館に行きました。途中で観光した教会や噴水を紹介します。「セザンヌの丘」から歩いて旧市街の北端に入りました。その日は火曜日で、ミラボー通りのマルシェ(マーケット)が開かれていました。それを観光した人たちが、旧市街中に溢れていました。旧市街北端にあるサン・ソーヴール大聖堂から紹介します。
サン・ソーヴール大聖堂
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サン・ソーヴール大聖堂のステンドグラス
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サン・ソーヴール大聖堂前の通り
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サン・ソーヴール大聖堂の近くに噴水がありました。周りが広場になっていて、ベンチもいくつか用意されていました。デート・スポットの様です。
ベニエの噴水
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旧市街を北端から南西部へ歩いたのですが、マルシェの影響か沢山の観光客でごった返していました。とても写真を撮る状況でなく、グルネ美術館鑑賞後に写真を撮るつもりでした。帰り道の頃にはマルシェが綺麗に片付けられていました。マルシェの写真を撮りそこなってしまいました。残念!帰り道で噴水の写真を撮りました。
デ・カトルドーの噴水
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噴水(泉)の水は冷たくて、気持ち良かったそうです。
ヌフ・カノンの噴水
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ヌフ・カノン噴水近くのミラボー通り
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昼過ぎには露店が一杯出ていたのですが、僅かな時間で綺麗に片付けられていました。
善良王ルネの像の噴水
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ド・ゴール広場のラ・ロトンデの噴水(翌朝)
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エクス・アン・プロヴァンス全体では、100か所以上の噴水があるそうです。噴水の街なんですネ。中世から栄えた街なので、当たり前か。

 2017年6月に南仏を旅行した際、「セザンヌの丘」に行きました。セザンヌがスケッチをしていた見晴らしの良い丘に、セザンヌの絵をコピー・焼き付けたタイルを十枚ちょっと展示して造った公園でした。
 「セザンヌのアトリエ」見学後門を出て左に(上りの)坂道を15分ほど歩くと、「セザンヌの丘」の表示が道路左側に見つかりました。そこの階段と坂道を上ると、「セザンヌの丘」に到着しました。
 十人ちょっとの若者グループが先に着いていて、スケッチをしている人も居ました。画学生のグループなんでしょうか。
セザンヌの丘からの眺望と筆者
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セザンヌの絵のタイルの前で
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セザンヌの絵のタイル
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セザンヌの絵のタイルの前で
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セザンヌのタイルの前で
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説明表示看板の前で
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晴れた日の正午過ぎで、とても暑かった。帰りは下り坂で、あっという間に「セザンヌのアトリエ」の門の前を通過しました。
セザンヌのアトリエの門
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更に下ると、エクス・アン・プロヴァンスの旧市街に入りました。旧市街に入ると今までと違い、観光客でごった返していました。後から分かったのですがその日は火曜日で、旧市街中心部のミラボー通りにマーケットが毎週出る日だったようです。そのマーケットを観光した人たちが、旧市街のその他の観光スポットに拡散していたようです。旧市街は芋の子を洗うようで、逆方向に向かう我々は人を避けながら苦労して進みました。

 2017年6月に南仏を訪れた際、セザンヌのアトリエ(エクス・アン・プロヴァンス)に行きました。エクス・アン・プロヴァンス旧市街から北北東に緩い坂道を徒歩で上ると、道の左側に入り口の門がありました。
セザンヌのアトリエ入り口の門
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入り口の看板・表示は予想以上に地味でした。反対側の歩道を上っていたので、見つけた最初は半信半疑でした。近くに寄って、やっと確信できました。門を入って20mほどの処に建物がありました。グループ(課外授業?)の小学生が数十人いました。その他の観光客は我々を含めて10人未満でした。
セザンヌのアトリエの建物入り口
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ここを入った左側の部屋で、チケットとお土産を売っていました。正面の階段を上ると、二階のアトリエに行けます。20人ほど纏まると、ツアー(見学)が始まりました。アトリエの椅子に座って、フランス語のレクチャーを10~15分ほど受けました。フランス語が分からなくてチンプンカンプンでした。夕方に1回だけ、英語のツアーがあるようです。事前予約が必要なようです。
 「これから自由に見学・撮影してください。」という感じで、レクチャーが終わりました。
セザンヌのアトリエの室内
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セザンヌのアトリエの室内
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セザンヌのアトリエの室内
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セザンヌのアトリエの室内
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予想以上に狭くて質素なアトリエでした。セザンヌの絵は、デッサンや習作しか展示されていませんでした。敷地も数百坪ありそうでしたが、所々に白い椅子があるだけでした。庭と呼べるような施設もありませんでした。
セザンヌのアトリエの庭
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 少し坂道を上がると、「セザンヌのリタイア・ハウス」の看板がありました。ここにはアトリエだけがあったのだろうと思われます。
 エクス・アン・プロヴァンスの多くのフランス人らしき観光客とこのアトリエの訪問客を見たところ、フランスの人々にとって「セザンヌは特別な人」だと感じさせられました。

 2017年6月に南仏旅行した際、アヴィニヨンからエクス・アン・プロヴァンスへは長距離バスを利用して移動しました。エクス・アン・プロヴァンスでの観光時間確保のため、午前8:00発、9:25着のバスを使いました。この次のバスは午前11:30頃発で3時間半ほどバスが無かったから、このバスを選びました。当日ホテルで朝食後午前7:30頃ホテルを出て、徒歩でバス・センターで行くことにしていました。バスに乗る前に十分な時間が取れないので不安を感じ、前日夕方に下見に行きました。アヴィニヨン・セントラル駅正面から出て、右側に徒歩5分ほどでバス・センターに着くはずでした。
アヴィニヨン・セントラル駅前景
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正面出口から右側(向かって左側)へ5分ほど歩くと、バス・センターと隣接ホテル(イビス)が見えます。バス・センターは道路角地にあり、非常に大きな建物です。バスの出入り口が目立ち、数人の人がそこを出入りしていました。チケット売り場への入り口を探したのですが、直ぐには分からずウロウロしました。
バス・センターのチケット売り場入り口
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 探し回った結果、バス・センター交差点近くの角の柱の陰(写真中央)の赤い壁の入り口がチケット売り場への入り口でした。中に入ってエクス・アン・プロヴァンス行きのバス路線を調べて、明日のチケットが買えるかを聞いてみました。「買えない。」とのことで、「明日バス運転手から買いなさい。」と言われました。バス乗り場の下見をしてみました。
アヴィニヨン・バス・センターの発着場
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エクス・アン・プロヴァンス行きのバスが発着する停留所です。前日夕方で人出はほとんどなかった。とりあえず状況が分かって、安心してホテルに帰りました。
 翌朝7:40頃に停留所に行くと、誰も居ませんでした。モニターを見ると乗りたいバス便の表示があり、安心して待っていられました。乗客は合計10人ほどで、大きな荷物を持っていたのは我々だけでした。地元の通勤客・通学客が大部分でした。
 キップは現金で買いましたが、ICカードで乗る人が多いようでした。出発してから30分近くアヴィニヨン市内をグルグル回り、アヴィニヨンTGV駅を出ると高速道路に乗りました。
 エクス・アン・プロヴァンス市内に入るとレピュブリック通りから(次の写真の噴水のある)ロータリーを曲がり、ベルジュ通りに入るとバス・センターが直ぐです。バス・センターはビックリするほど近代的で、予想以上に大きかった。
ロータリーのラ・ロトンデの泉
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この噴水のあるロータリーを曲がったら、バス・センターは直ぐです。
 バス運賃は一人当たり2,000円くらいでした。高速道路も通るので、マズマズ(妥当)という感じでした。バスを降りるとホテルに荷物を預けて、観光に出掛けました。
 ここのホテルは朝食抜きで一部屋20,000円近くと高く、狭かった。ベッドの周りは一人が座ると、もう一人は通れなくなった。部屋のドア(内開き)とクローゼットのドア(外開き)とバス・ルームのドア(外開き)が互いに干渉しあった。同時に二つを開けるとドア同士がぶつかりました。内装がきれいだったので、改装した時に無理をしたのか?エクス・アン・プロヴァンスの町中は観光客で溢れかえっていました。エクス・アン・プロヴァンスのホテルは混んでいて、割高な観光地と思われます。ホテル予約には十分な調査が必要と思います。インターネットで、部屋の面積や写真が確認できるサイトが結構あります。宿泊客のレーティング(点数)は必ずしも信じられないようです。ここ以外に泊まったホテルの部屋が広めだったので、特に狭いと感じました。

 2017年6月にアヴィニヨンを訪問しました。教皇庁入館の際サン・ベネゼ橋入場とのコンビ・チケットを購入して、教皇庁に続いてサン・ベネゼ橋に行きました。
 サン・ベネゼ橋は13世紀に建設され、その後崩壊と再建を繰り返していました。1633年の再建後僅か2ケ月で一部崩壊して、その後放置されたそうです。14世紀の再建完成を祝って唄われたのが、「アヴィニヨンの橋の上で」という歌です。橋の幅は4mほどしかなく、輪になって踊るのは難しそうです。橋の下の中島(中州)で祝ったという話が伝わっているようです。「アヴィニヨンの橋の下で」という説もあるようです。無理すれば橋の上で輪になって踊れないこともないと感じました。
 教皇庁の観覧出口を出て、坂道の低い方を目指して5分ほど歩きました。お土産屋さんが増えて、「らしく」なってきました。ここで城壁の外側に出たのが間違いで、城壁の内側にチケット売り場入り口が在りました。城壁外側の門から入ると、直接橋への上り口となっていました。係員が「チケット売り場で橋の入場券と交換して来い。」という雰囲気でしたが、言葉が通じないのでそのまま入れてくれました。教皇庁のコンビ・チケットを橋の入場券に替えて貰うのが正しいように感じました。
サン・ベネゼ橋の上で
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サン・ベネゼ橋の先端で
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特段の事は無い、橋の残骸でした。
 サン・ベネゼ橋の上流に無料のローヌ川渡し舟があるとのことで、徒歩で向かってみました。
渡し舟乗り場への入り口
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地元住民の為の渡船の様で、大きな看板はありませんでした。バネ式の扉も閉まっていてウロウロしていたら、手招きしてくれました。
ローヌ川渡し舟
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船長・乗員の二人とも、若い女性でした。
渡し舟から見たサン・ベネゼ橋
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サン・ベネゼ橋をロー・アングルから撮りたかったら、渡し舟をお薦めします。
渡し舟から見たローヌ川左岸
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ローヌ川は水量が多く、流れもゆったりしています。水運に最適な川です。地中海マルセイヨに向かって、リヨンやさらに上流からゆったりと流れています。
渡し舟を降りる時の様子
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赤ん坊や子供連れの地元の人の貴重な足となっているようです。乗船する観光客はまだ少なかった。サイクリンで自転車を持って乗船する観光客が数人いました。観光客が多くなると制約される可能性もあります。ご興味のある方は、お早めに。

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