世界美術館巡り旅

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カテゴリ: ポルトガル寄り道

 2017年6月のポルトガル旅行の際、ボルダロ・ピニェイロ美術館に行きました。ボルダロ・ピニェイロ(1846~1905年)は風刺画から始め、総合芸術家となりました。ボルダロ焼で名前が知られています。
 地下鉄のカンポ・グランデ駅(高架駅)を出て(階段を下って)前方の広い道を渡るとカンポ・グランデ公園の端となります。手前を左に行くと更に広い道があるのでそれを渡ると、右手にボルダロ・ピニェイロ美術館の白い建物が見えます。
         斜め方向から見たボルダロ・ピニェイロ美術館
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赤い屋根の白い建物です。軒先や壁に、タイル画や蜂・カタツムリの焼き物が取り付けられています。この写真でも、蜂の焼き物が写っています。
         ボルダロ・ピニェイロ美術館門の前で記念写真
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       ボルダロ・ピニェイロ美術館の中庭壁面(カタツムリ)
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左側の入り口から入ると主に焼き物が展示され、こちらだけなら入場料無料のようです。右の入り口に入ったら風刺画・ポンチ絵・デッサンがメインに展示されたスペースです。こちらは入場料が必要です。英語交じりのポルトガル語で何か説明してくれましたが良く分からず、料金を払って入場しました。多分「反対側入り口の展示だけなら無料。」と教えてくれたのだと思います。折角教えてくれたのに、入場料を払ってしまいました。
            風刺画(ボルダロ・ピニェイロ作)
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              女性のデザイン画風風刺画
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            ボルダロ・ピニェイロ作品の前で
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            ボルダロ・ピニェイロ作品の前で
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             ボルダロ・ピニェイロ作の壺
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            ボルダロ・ピニェイロ作の皿
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             ボルダロ・ピニェイロの作品
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             ボルダロ・ピニェイロの作品
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            ボルダロ・ピニェイロの作品
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             ボルダロ・ピニェイロの作品
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             ボルダロ・ピニェイロの作品
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なかなかの作品が展示されていましたが、絵画美術館にはカウントしませんでした。

 2017年6月のポルトガル旅行の際、28番系統トラムに乗りました。観光案内書などで、「リスボンの旧市街の狭い坂道を、クネクネと上り下りする。リスボン旧市街を東西に走って、名所や見晴らしの良い場所をまわる。」と紹介されています。妻が特に乗り気だったので、乗ってみることにしました。
 ベレンの塔から徒歩とバスで、カイス・ド・ソドレー駅まで戻りました。そこから徒歩で坂道を上って、ロレト通りの西方面行の停留所に並びました。西の終点まで乗って、そこで折り返すトラムに座って乗ろうという目論見でした。10分以上待ってもトラムが来ない上、西の終点まで10個以上の停留所があることが分かりました。チョット弱気になって、「(座れなくても良いので)東方面行きのトラムに乗ろう。」という事になりました。反対方向の停留所に移ると、今まで待っていた西方向の停留所にトラムが2台続けて到着しました。「失敗したかなー。」と思うと、東方面のトラムが来ました。乗り込むと案の定混んでいて、立っていることになりました。写真を撮るどころか、揺れを堪えながらスリに注意することが必要でした。東方向に曲がりくねった坂道を上り下りしながら進みました。アルファマ地区のカテドラルまで進んで、位置が分かりました。カテドラルの北側の坂道を上るとマスマス道が狭くなり、自動車とぶつかりそうになったりと運転士が大変そうでした。
 展望台の近くの停留所で乗客が半分ほど降りて、やっと座ることが出来ました。座れたので、写真が撮れるようになりました。
             28番系統トラム車内風景
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ご覧のように新たな乗客で、相変わらず混んでいました。
             28番系統トラムの運転席
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トラムの右側道路スペースにはギッシリ自動車が駐車され、トラムとの空きスペース(余裕)は20~30cmしかありませんでした。狭い交差点では自動車と鉢合わせて、大わらわで回避行動していました。10分ほど乗ると、東の終点のマルティン・モニスに着きました。終点に着くと乗客全員が降ろされてしまいました。
         終点で折り返すのを待つ28番系統トラム車両
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折り返す前に随分待ち時間があるようでした。直ぐ動き出す気配はありませんでした。周りを見回したのですが、乗車の停留所は見えませんでした。ロータリーのようになっていて、広場の反対側にでもあるのでしょうか?
 観光案内にあるような乗車を楽しみたいのならば、朝食を早く済ませて乗車するとか、朝食の前に乗車するのが良いと思います。リスボンは深夜まで(夜明け近くまで)車が頻繁に通っています。逆に朝8時、9時でも車の通るのが少ない。朝は空いていると思います。地下鉄は朝6:30が始発です。それ以前は走っていませんので、ご注意ください。
 折り返して再びトラムに乗るのは諦めて、近くのマルティン・モニス地下鉄駅から地下鉄に乗りました。

 2017年6月のポルトガル旅行の際、「ベレンの塔」を観光しました。ヴァスコ・ダ・ガマ世界一周の偉業を記念して、マヌエル1世がテージョ川河口に建設した要塞だそうです。16世紀に完成した建築物だそうです。
 「発見のモニュメント」観光後西方向にテージョ川河畔を少し歩くと、遠くの方に「ベレンの塔」が見えました。
               ベレンの塔の遠景
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中央やや左に見えるのが、「ベレンの塔」です。途中にヨット・ハーバーからテージョ川への水路があり、そこからは行けませんでした。少し戻ってヨット・ハーバーを迂回して、「ベレンの塔」に向かいました。
 塔の内陸側が公園になっていて、何軒かの露店が並んでいました。それらを通り抜けると、「ベレンの塔」の前の広場に出ました。
            「ベレンの塔」の前で記念撮影
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               ベレンの塔の全景
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入場しようという観光客が並んでいました。
        テージョ川を下って海に出る帆船(キャラベル船)
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帆を上げていないので、エンジンも搭載しているのでしょうか?引き潮に乗って川を下っているのでしょうか?
             ベレンの塔の沖を通る帆船
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 塔の前の広場には、青銅製と思われる模型が置いてありました。
              ベレンの塔の模型
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               ベレンの塔の模型
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妻が「28番系のトラムに乗りたい。」との事で、バス停に戻ることにしました。

 2017年6月のポルトガル旅行の際、「発見のモニュメント」を観光しました。ジェロニモス修道院から10分ほど歩いて、到着しました。
 「発見のモニュメント」は1940年の国際博覧会の象徴としてして造られました。1960年にエンリケ航海王没500年記念行事として、恒久的な建造物に建て直されました。高さ52メートルでキャラベル船をモチーフに制作され、舳先の先頭にエンリケ航海王が、その後ろに同時代のポルトガル偉人が並んでいるそうです。
          発見のモニュメント全景(Wikipediaから)
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右舷側(西側)からの写真です。
               左舷からの記念写真
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           発見のモニュメント内部への入り口
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ハトに気を取られてしまいました。入場料を払えば、内部の上部に上がれるようです。主目的ではなかったので、今回はパスしました。
          テージョ川河畔からの「4月25日橋」遠景
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            発見のモニュメントの右舷遠景
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手前に見える円柱は、古い灯台です。背景に見えるのが4月25日橋です。望遠レンズで実際より近くに写っています。更にベレンの塔方向(撮影者後方)に行くと、ヨットハーバーがありました。
       発見のモニュメントとベレンの塔の間のヨットハーバー
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             上と同じヨットハーバー
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            別方向から見たヨットハーバー
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平日(金曜日)だったせいか、出港するヨットはほとんど見かけませんでした。

 2017年6月のポルトガル旅行の際、ジェロニモス修道院に行きました。ヴァスコダ・ガマの世界一周の偉業を称え1502年に着工しましたが、完成までに300年を要したとのことです。ヴァスコダ・ガマとルイス・デ・カモンイス(1524年~1580年のポルトガル国民的詩人)の遺骨が収納されているようです。
          ジェロニモス修道院全景(Wikipediaから)
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非常に長い建物です。
 リスボン国立古典美術館を鑑賞してから、トラム・バス兼用停留所に行きました。頭上に小さな掲示パネルがあり、次の車両は何番系統かと待ち時間が表示されていました。その次以降何本かの待ち時間も表示されていました。観光案内書には15番系統のトラムに乗れば良いと書かれていました。他の系統の表示や「15E」という表示がありますが、「15」という表示は出ませんでした。不安になって親切そうな中年女性に「ベレン行きたい」というと、「15番系統のレールは外された。15Eのバスに乗れば良い。」との事でした。なかなか15Eが来ないので、その女性が詳しそうな男性に聞いてくれました。「行かない。」というバスやトラムを1~2本やり過ごした後、「次バスもベレンに行く。」と教えてくれました。礼を言って乗ろうとすると、ショルダー・バッグを前に回して抱えるようにしろと身振りで教えてくれました。ローマやマドリードと比べるとスリが少ないように見えましたが、スリは居るようです。再度お礼を言って、バスに乗りました。
 バスは結構混んでいた上、次の停車場の音声案内も表示もありませんでした。段々不安になって来た処で、少なからぬ(観光客風)乗客が降りました。途中の観光名所は「ベレンの塔」に隣接している筈なので、続いて降りる事にしました。それがジェロニモス修道院近くの停車場でした。ジェロニモス修道院の前に行って、記念写真をとりました。
           ジェロニモス修道院前の記念写真
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修道院右側の建物の前から修道院左側を望む角度で写真を撮りました。 
 入場切符売り場の辺りは人が多くいましたが、それ以外の人通りはパラパラという感じでした。この日は予定が盛りだくさんで、入場せず外観を見るだけとしました。
 このあたりでも観光馬車が結構いました。ヨーロッパの観光地の定番のようです。
           ジェロニモス修道院中央部と観光馬車
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       ジェロニモス修道院左側から右を望む方向の記念写真
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           左側端までのジェロニモス修道院
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 南の方向数百メートル先に、「発見のモニュメント」が見えました。人の流れに乗って、近づくことにしました。ジェロニモス修道院と発見のモニュメントの間には鉄道が通っていて、地下道を潜って渡ると正面に発見のモニュメントが見えました。
 この日も晴れ渡って非常に暑かった。暑いけれども湿度は低く、日陰に入れば涼しかった。これが地中海気候というのかと思いました。

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