世界美術館巡り旅

世界の美術館・旅行・画家・絵画の情報共有サイト

カテゴリ:世界の美術館 > カナダの美術館

 2018年6月にオンタリオ美術館(トロント)に行きました。トロントの中心部にあり、トロント市庁舎からも徒歩10分程です。訪問時の写真と公式HPからの写真を紹介します。
オンタリオ美術館前景(公式HPから)
イメージ 14
オンタリオ美術館玄関
イメージ 1
オンタリオ美術館玄関前で記念撮影
イメージ 2
展示の様子(公式HPから)
イメージ 15
女性の肖像(ルーカス・クラナハ作)
イメージ 18
農民の婚宴(ピーテル・ブリューゲル子作)
イメージ 30
生命の寓意(ヤン・ブリューゲル作)
イメージ 31
荊冠のキリスト(グイド・レーニ作)
足を洗うキリスト(ティントレット、1545~55年作)
サン・マルコ広場(カナレット作)
イメージ 17
アイザック・アブラハムの肖像(フランス・ハルス、1626年作)
イメージ 19
フランス・ハルス作品の前で
イメージ 3
子犬を抱く貴婦人(レンブラント・ファン・レイン、1665年作)
イメージ 20
レンブラント作品の前で
イメージ 4
ヘンリー8世の肖像(ハンス・ホルバイン子作)
イメージ 21
ヴィーナス、アエネアスの母、ヴァルカンによって鍛造された武器を贈る
(二コラ・プッサン、1636年作)

ハンカチを持ち座る女性の肖像
(カレル・ファブリティウス、1644年作)
聖ヒエロニムス(リベラ作)
イメージ 32
ガラス盃と檸檬と花の静物(ヤン・ヘーム作)
イメージ 35
 幼児虐殺(ピーテル・パウル・ルーベンス、1611~12年作)
イメージ 22
ダイダロスとイカロス(アンソニー・ヴァン・ダイク、1620年作)
イメージ 29
木靴(ブーシェ作)
イメージ 33
アプリコットのジャー(シャルダン、1758年作)
イメージ 23
シャルダン作品の前で
イメージ 5
ルーアンのボアエルデュー橋(カミール・ピサロ、1896年作)
イメージ 28
ハーベスト・ワゴン(トマス・ゲインズバラ、1874年作)

セーヌ川のシャトー(ピエール=オーギュスト・ルノワール、1871年頃作)

アンティーク陶器の画家(ジャン・レオン・ジェローム、1893年作)
店の若い女性(ジェームス・ティソ、1883~85年作)
イメージ 24
ティソ作品の前で
イメージ 6
レディ・シャロット(ウォーターハウス、1915年作)
イメージ 25
ウォーターハウス作品の前で
イメージ 7
農婦(フィンセント・ファン・ゴッホ、1885年作)
イメージ 34
微睡む少女の静物(ポール・ゴーギャン作)
イメージ 13
ゴーギャン作品の前で
イメージ 8
入浴する女性(ドガ作)
イメージ 26
ドガ作品の前で
イメージ 9
スープ(パブロ・ピカソ、1902年作)
イメージ 27
幼い女羊飼い(ポール・ピール、1892年作) 
イメージ 36
この画家はカナダ人のようです。この美術館の代表所蔵作品の扱いをされています。
カナダ人画家作品展示の様子
イメージ 10
スープ缶(ウォホール作)
イメージ 11
ムーアの彫像作品
イメージ 12
ティソやウォーターハウスの作品は代表作と言えると思います。名品が多く所蔵・展示されていました。

 モントリオール美術館はモントリオールにあり、カナダ最古の1879年に開館した美術館です。
モントリオール美術館全景(Wikipediaから)
イメージ 2
モントリオール美術館玄関(Wikipediaから)
イメージ 1
展示の様子(公式HPから)
イメージ 3
 所蔵作品を紹介します。
キリストの肖像(ヴェロネーゼ作)
イメージ 4
アペレスの工房のアレクサンドロス大王とカンパスぺ
(ジョヴァンニ・バティスタ・ティエポロ、1725~26年作)
イメージ 5
ファスカリ家の男の肖像(ティントレット作)
イメージ 6
イザックを洗礼するアブラハム(ヴァレンチン・デ・ボローニャ作)
イメージ 7
若い女性の肖像(レンブラント・ファン・レイン、1665年作)
イメージ 8
ミラノのボナパルト(アンドレア・アッピア―二、1800年頃作)
イメージ 9
自画像(ウィリアム・アドルフ・ブグロー、1879年作)
イメージ 10
花の冠(ウィリアム・アドルフ・ブグロー作)
ジヴェルニーの道(クロード・モネ、1900年作)
イメージ 11
プルヴェリの崖(クロード・モネ作)
イメージ 12
10月(ジェームス・ティソ、1877年作)
イメージ 13
抱擁(パブロ・ピカソ、1971年作)
イメージ 14
頭部(ジョアン・ミロ、1976年作)
イメージ 15
座る女性(アンリ・マティス、1922年頃作)
イメージ 16
l'avocat Hugo Simonsの肖像(オットー・ディックス作)
イメージ 17
 ルネッサンス前期、スペイン古典絵画、フランダース絵画などの所蔵は少なそうです。

 2018年6月にカナダ国立美術館(オタワ)を見てきました。公式HP掲載の写真も含めて紹介します。ヨーロッパ絵画とカナダ人画家作品が多く所蔵展示されていました。オタワ・ダウンタウン中心部から北へ10分程歩いたオタワ川の川岸近くに美術館はありました。
カナダ国立美術館の全景(公式HPから)
イメージ 1
 美術館の外装と一部内装が改装中でした。
蜘蛛のオブジェの前で記念撮影
イメージ 2
美術館の吹き抜けホール(建物のコーナー部)
イメージ 3
聖アントニーと寄進者と聖母子(ハンス・メムリンク、1472年作)
イメージ 11
「聖母子と聖アントニーと寄進者」の前で記念撮影
イメージ 4
聖アントニウスの誘惑?(ヒエロニムス・ボス工房作?)
イメージ 18
Daniele_Barbaroの肖像(ティッツァーノ作)
イメージ 15
ヴィーナス(ルーカス・クラナハ、1518年作)
イメージ 16
聖母子と聖ロカ、聖セバスティヌス(ロレンツィオ・ロット、1541年作)

馬術を演じる騎士(ヤーコブ・ヨルダーンス、1645年作)

カラス(オディロン・ルドン、1882年作)
サンマルコと時計台(カナレット、1735~37年作)
イメージ 21
化粧する若い女性
(レンブラント・ファン・レイン、1632~345年作)
イメージ 12
「化粧する若い女性」の前で記念撮影
イメージ 5
座る男の肖像(フランス・ハルス作)
イメージ 13
「座る男の肖像」の前で記念撮影
イメージ 6
ライスダールの作品の前で記念撮影
イメージ 7
バッカスの寺の風景(クラウデ・ローラン作)
イメージ 23
キリストの埋葬
(ピーテル・パウル・ルーベンス、1612~14年作)
イメージ 24
死を瞑想する聖フランシス兄弟(エル・グレコ、1660~65年作)
イメージ 14
死を瞑想する聖フランシス兄弟」の前で記念撮影
イメージ 8
買い物帰りの女中(ジャン・シメオン・シャルダン、1738~39年作)
イメージ 19
ナルニの橋(コロー、1827年作)

カラス(オデオン・ルドン、1882年作)
エラニーの干し草の収穫(カミール・ピサロ、1901年作)
イメージ 22
ゴーギャンの静物画前で記念撮影
イメージ 10
シャガール作「若い記憶」の前で記念撮影
イメージ 9
アイリス(フィンセント・ファン・ゴッホ、1889年作)
イメージ 17
希望 Ⅰ(グスタフ・クリムト、1903年作)
イメージ 20
予想以上に傑作を所蔵・展示していました。

 2018年6月にオンタリオ美術館(トロント)に行きました。トーマス・ゲインズバラ作「収穫馬車」を紹介します。
 トーマス・ゲインズバラ(1727~1788年)はロンドン北東のサドベリで、羊毛職人の息子に生まれました。父親に素描の素養を認められ、13歳からロンドンに出て、コーヒー・ハウスに集まる画家たちの間で修業しました。1743年(16歳)からスタジオを構え、1748年に一旦故郷に戻り、肖像画の顧客を求めて転居を繰り返しました。1774年にロンドンに戻り、肖像画家として地位を確保しました。肖像画の代表作は、「グレアム夫人」や「アンドリューズ夫妻像」です。独特な雰囲気な肖像画です。本人は、「肖像画はお金の為に、風景画は楽しみのために描く。」と言っていたようです。
  「収穫馬車」は肖像画家として名声を得た後の晩年の風景画です。同じ画題の作品が、バーミンガムに現存しているようです。フランドル風の描き方の絵です。
収穫馬車(トーマス・ゲインズバラ、1784年作)

グレアム夫人
(トーマス・ゲインズバラ、1777年作、スコットランド・ナショナルギャラリー蔵)

アンドリューズ夫妻像
(トーマス・ゲインズバラ、1748~49年作、ロンドン・ナショナルギャラリー蔵)

 2018年6月にオンタリオ美術館(トロント)に行きました。今回は、カナダ人画家ポール・ピール作「幼い女羊飼い」を紹介します。
 ポール・ピール(1860~92年)は、カナダ オンタリオ州ロンドンで生まれ、アメリカのペンシルベニア美術アカデミーで学びました。その後パリに渡り、エコール・デ・ボザールでジャン=レオン・ジェロームに学びました。アカデミー・ジュリアンにも通ったようです。サロンで銅賞もとり、カナダに帰国しました。オンタリオ美術協会や王立カナダ芸術院等の会員になりました。
 「幼い女羊飼い」は、アカデミー派ばりの素晴らしいデッサン力で描かれています。さすがジェロームに学んだだけはあるという感じです。画家の代表作、カナダ人画家の代表作、オンタリオ美術館の代表作にあたります。
幼い女羊飼い(ポール・ピール、1892年作)


↑このページのトップヘ