世界美術館巡り旅

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カテゴリ:世界の美術館 > ドイツの美術館

 2017年6月にヴァルラーフ・リヒャルツ美術館(ケルン)を訪問しました。ルートヴィヒ美術館より先に行くつもりで、ケルン大聖堂から南に向かって歩きました。「近くに行けば案内表示があるだろう。」と思い、いい加減に道を選んでしまいました。その結果一本西側にズレた道を選んだようで、行き着けませんでした。案内表示も無く一旦ケルン大聖堂近くに戻り、ルートヴィヒ美術館に先に行きました。ルートヴィヒ美術館でヴァルラーフ・リヒャルツ美術館への行き方を再確認して正しい道を行くと、今度は見つかりました。近くに案内表示はやっぱりなく、美術館建物の美術館名表示だけで確認しました。地図を良く確認してから向かうことをお薦めします。
ヴァルラーフ・リヒャルツ美術館全景(Wikipediaから)
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ヴァルラーフ・リヒャルツ美術館玄関での記念撮影
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展示作品を順に紹介します。名品揃いでした。
最後の審判(シュテファン・ロッホナー、1435年作)

薔薇垣の聖母(シュテファン・ロッホナー、1448年作)
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聖母子(シモーネ・マルティーニ作)
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ヤーバッハ祭壇画(アルブレヒト・デューラー、1504年作)
幼子キリストの礼拝(ヒエロニムス・ボス、1568年作)
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笛吹きとドラマー(アルブレヒト・デューラー作)
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笛吹きとドラマー(デューラー作)の前で
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バルトロメオ工房作の祭壇画
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奇跡の漁り(ピーテル・パウル・ルーベンス、1610年作)
ユノとアルグ(ピーテル・パウル・ルーベンス作)
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ユピテルとアンテオペ(アンソニー・ファン・ダイク、1618~21年作)
ゼウクシスとしての自画像(レンブラント・ファン・レイン、1668年作)
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羊飼いの礼拝(ヘラルト・ファン・ホントホルスト、1622年作作)
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聖家族(ピーテル・パウル・ルーベンス、1634年作)
マリー=ルィーズ・オミュルフィー(ブーシェ作)
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コローの作品
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フランクフルトの女(ギュスターヴ・クールベ作)
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ドラクロアの作品の前で
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シスレー夫妻の肖像(ピエール=オーギュスト・ルノワール作)
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ホワイト・アスパラガス(エドアール・マネ作)
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海賊の攻撃(アーノルド・ベックリン作)
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海賊の攻撃(アーノルド・ベックリン作)の前で
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この「海賊の攻撃」は「死の島」連作や「波間の戯れ」と並ぶ、ベックリンの代表作の一つだと思います。
芝生の漂白(マックス・リーベルマン作)
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この絵もリーベルマンの代表作の一つだと思います。
睡蓮(クロード・モネ作)
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薔薇垣の間の子供(ベルト・モリゾー、1881年作)
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アルルの跳ね橋(ヴィンセント・ファン・ゴッホ、1888年作)
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オランダのクレラー・ミュラー美術館にある「アルルの跳ね橋」の絵とは反対の岸から描いた作品のようです。跳ね橋は同じくらい描き込まれていますが、洗濯女たちが小さくなっちゃています。橋の手前側がチョット寂しい感じですネ。
岬(シニャック作)
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ボナールの作品
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橋の上の四少女(エドヴァルド・ムンク作)
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フリードリッヒの作品
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ホドラーの作品
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それぞれの有名画家の名品・傑作が揃っています。収集をした人の眼力は大したものだと思います。

 2017年6月にルートヴィヒ美術館(ケルン)を訪問しました。ケルン中央駅を出て、ケルン大聖堂の脇を時計回りに迂回すると、ルートヴィヒ美術館の前に出ました。ケルン大聖堂に隣接しているという印象でした。
ルートヴィヒ美術館前景(Wikipediaから)
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この写真は夜景のようですが、写真の右上に写っているのがケルン大聖堂の尖塔です。建物は歴史博物館と一緒で、写真右奥にルートヴィヒ美術館の入口があります。
ルートヴィヒ美術館の玄関で
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ルートヴィヒ美術館展示の様子
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ベックマン、ピカソ、レジェなどの作品群が充実していました。
緑のジャケットを着た女性(アウグスト・マッケ、1913年作)
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牛(フランツ・マルク、1913年作)
モードフェンスター(アウグスト・マッケ、1913年作)

別れ(アウグスト・マッケ、1914年作)
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マッケは新象徴主義派の画家で、30代の若さで戦死しました。この「別れ」は戦場に向かうマッケを親族・友人が見送りした情景のようです。この僅か数か月後に戦場の露と消えました。
冬の景色(カジミール・マレーヴィチ、1909年作)
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ロシア出身の新象徴主義派の画家です。
オスカー・ココシュカの作品の前で
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エルベ川の風景(オスカー・ココシュカ作)
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マルクも新象徴主義派の画家で、独特の動物画を描きました。
パブロ・ピカソの作品
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アルルカン(パブロ・ピカソ作)
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半裸(エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー作)
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街の五人の女(エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー作)
街の五人の女(キルヒナー作)の前で
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自画像(マックス・ベックマン作)
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Arbeiter(フランツ・ヴィルヘルム・ザイヴェルト、1926年作)
ブリュッケの画家たちの肖像(エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、1927年作)
恋人たちのカップル(マックス・ベックマン、1942年作)
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リキテンシュタインの作品
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パウル・クレーの作品
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女性の肖像(アメディオ・モディリアーニ作)の前で
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二人の裸婦(ハインリッヒ・フォーレ、1930年作)
ツヴァイ・フラウエン(1930年)、ハインリヒ・ホーレ(1895年-1936年)
マグリットの作品
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レジェの作品
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ペルピニャン駅(サルバトール・ダリ、1965ねんさku )
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近代・現代絵画が一杯ありました。特にドイツ新象徴主義派画家(ココシュカ、キルヒナー、マッケ、マルク、ベックマン等々)の作品群が充実していました。それぞれの画家の代表作といえるような作品がありました。

 2017年6月の欧州旅行で、クンスト・パラスト(デュッセルドルフ)を訪問しました。当初はリスボン(ポルトガル)からワルシャワ(ポーランド)への直行便で移動するつもりでした。半年ほど前に飛行便を探したときは、大手航空会社の高額な便(一人400ユーロ以上)しかありませんでした。そこで中間地点のデュッセルドルフ(ドイツ)を経由して移動する事にして、飛行機キップの事前購入をしました。3ケ月ほど前にもう一度調べると安いリスボン⇒ワルシャワ直行便が新たに出ていましたが、キップ購入済で手遅れでした。お蔭でデュッセルドルフとケルン観光が出来たので、それはそれで良いかと納得しました。
 お昼過ぎにデュッセルドルフに到着しました。ホテルにチェックインして、早速徒歩でクンスト・パラストに向かいました。途中には公園があり、林や芝生が清々しかった。美術館の門から噴水の中庭に入ると、入り口が左右に二つ在りました。右側はルーカス・クラナハ特別展を開催中、左側が常設展示でした。右側に入って、特別展と常設展示のコンビ・チケットを購入しました。
中庭からのクンスト・パラスト前景(公式HPから)
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上の写真の左側に写っているが、常設展示側の入り口です。
クンスト・パラスト常設展示側入り口で記念写真
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 先にルーカス・クラナハ特別展を鑑賞しましたが、写真撮影全面禁止でした。見覚えのある作品も結構展示されていました。
噴水越しのルーカス・クラナハ特別展入り口
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クンスト・パラスト常設展示の様子(公式HPから)
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パラ・プリウリ(ジョヴァンニ・ベッリーニ作) 
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ジョヴァンニ・ベッリーニの祭壇画の前で 
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ジョヴァンニ・バッティスタ・ガウリの天井画
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不釣り合いなカップル(ルーカス・クラナハ父、1525年作)
不釣り合いなカップル クラナハ
ヴィーナスとアドニス(ピーテル・パウル・ルーベンス、1610年作)
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聖母被昇天(ピーテル・パウル・ルーベンス、1616~18年作)
瞑想する聖フランチェスコ(スルバラン作)の前で
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エルベ川の船旅(カール・グスタフ・カールス、1827年作)
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狐(フランツ・マルク作)

四人の少女(アウグスト・マッケ作)
娯楽(エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー作)
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二人の少女(エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー作)

グレイフ(エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー作)
カーニバルの二人の肖像(マックス・ベックマン作)
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二人の牧神に盗み見されるディアナ
(アーノルド・ベックリン、1877年作)
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ルッジェーロとアンジェリカ(アーノルド・ベックリン作)

山の十字架(カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ作)
画家アドルフ・ウザースキの肖像(オットー・ディックス作)
オットー・ディックス 画家アドルフ・ウザルスキーの肖像 1923年 ...
大砲(オットー・ディックス作)
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ドイツ新象徴主義の画家(ベックマン、ベックリン、オットー・ディスク、キルヒナー、カール・グスタフ・カールスなど)の作品は、夫々の画家の代表的作品と呼べると思います。図鑑に出てくるレベルです。スルバラン(スペイン人の画家)の作品も印象深かった。この美術館にあるとは知りませんでした。

 2017年6月に、K20 ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館(デュッセルドルフ)に行きました。当日はリスボンから飛行機に乗ってデュッセルドルフに到着、更にクンスト・パラストでルーカス・クラナハ特別展と常設展示を鑑賞してから行きました。妻に疲れが出ていて、この美術館の鑑賞をスキップしてホテルに戻ることにしました。WEBで調べた所蔵展示品の写真を紹介します。
K20 ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館の前で
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K20 ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館の入り口での記念写真
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3匹の猫(フランツ・マルク、1913年頃作)
ドイツ新象徴主義の画家で、動物の描写に熱中したようです。独特の画風ですネ。
コンポジションⅣ(ワシリー・カンディンスキー、1911年作)

コンポジションⅤ(ワシリー・カンディンスキー、1939年作)

マックス・ヤコブの肖像(アメディオ・モディリアーニ、1916年作)

エッフェル塔の眺め(ロバート・ドローネー、1910年作)

日本の傘の下の女(エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、1909年作)

この絵はキルヒナーの代表的作品のひとつとされています。図鑑などに出て来ます。
ティー・カップ(ファン・グリス、1914年作)

フライブルト大聖堂(アウグスト・マッケ、1914年作)

夜(マックス・ベックマン、1919年作)

鏡を持つ裸婦(ジョアン・ミロ、1919年作)

リズミカルな木々の中のラクダ(パウル・クレー、1920年作)
未定義
ニューヨーク市(ピエット・モンドリアン)

鏡の前の女(パブロ・ピカソ、1939年作)
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オンパロ中心の講義(パウル・クレー作)
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鶏を食べる少女(ルネ・マグリット、1927年作)
結構有名な美術館なので、名品がまだまだあります。コピー出来なかった作品もあったので、これ以上紹介できないのが残念です。

 2014年7月にシュテーデル美術館(フランクフルト)に行きました。フランクフルト中央駅から歩きで、橋を渡って行きました。写真帳を見てみると、入口の写真しか残っていませんでした。公式ページのコレクションからコピーをして、いくつかの名品を紹介します。
シュテーデル美術館全景(Wikipediaから)
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訪問時のシュテーデル美術館全景
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当美術館で最も有名な2作品を紹介します。
ローマのカンパーニャにおけるゲーテ(ティシュバイン、1787年作)
ローマのカンパーニャにおけるゲーテ ティシュバイン
フローラ(バルトロメオ・ヴェネト、16世紀前半作)
フローラ バルトロメオ・ヴェネト
所蔵名品を順に紹介します。
ルッカの聖母(ヤン・ファン・エイク、1435~37年作)
ルッカの聖母 ヤン・ファン・エイク
メディチ家の聖母(ロヒール・ファン・デル・ウェイデン、1453~60年作)

ヤーバッハ祭壇画(アルブレヒト・デューラー、1503~04年作)
聖ローレンスと聖シリアス(グリューネバルト作)
グリューネヴァルト 聖ローレンスと聖シリアス
パラダイスの園(アッパー・ライン・マスター、1410年頃作)
パラダイスの園 オベッルハインシャーのマスター
トルガルガー祭壇画(ルーカス・クラナハ父、1510年作)
ヴィーナス(ルーカス・クラナッハ作)
ヴィーナス クラナハ
この人を見よ(ヒエロニムス・ボス作)
この人を見よ ボス
サイモン・ジョージ・オヴ・コーンウォールの肖像(ハンス・ホルバイン子作)
サイモン・ジョージ・オヴ・コーンウォール像 ハンス・ホルバイン子
若い女性の肖像(サンドロ・ボッティチェリ、1480年頃作)
若い女性の肖像 ボッティチェリ作
ユリウス教皇の肖像(ラファエロ・サンティ工房作)
ユリウス教皇の肖像 ラファエロ工房
ピュラモスとティスベのいる風景(二コラ・プッサン作)
ピュラモスとティスベのいる風景 プッサン
ペリシテ人に眼をつぶされるサムスン
(レンブラント・ファン・レイン、1636年作)
シムソンの目つぶし  レンブラント
聖カタリーナの婚約/騎兵戦(ピーテル・パウル・ルーベンス作)
聖カタリーナの婚約/騎兵戦 ルーベンス
地理学者(ヨハネス・フェルメール、1669年作)
地理学者 フェルメール作
ヤマウズラと梨の静物(シャルダン作)
ヤマウズラと梨の静物  シャルダン
波(ギュスターヴ・クールベ作)
波 クールベ
アラビア的幻想(ウジェーヌ・ドラクロア作)
アラビア的幻想 ドラクロア
芸術における宗教の勝利(フリードリヒ・オーヴァーベック作)
芸術における宗教の勝利 フリードリヒ・オーヴァーベック
クロッケーの試合(エドゥアール・マネ作)
クロッケーの試合  マネ
朝食(クロード・モネ作)
朝食 モネ
昼食後(ピエール=オーギュスト・ルノアール作)
昼食後 ルノアール
白と青の縞模様の背景に横たわる裸婦(ピエール・ボナール作)
白と青の縞模様の背景に横たわる裸婦 ボナール
岩山の道と木の風景(ポール・セザンヌ作)
岩山の道とキの風景 セザンヌ
盥周りの二人の女(エルンスト=ルートヴィヒ・キルヒナー作)
盥周りの二人の女 キルヒナー
フランクフルトのシナゴーグ(マックス・ベックマン作)
フランクフルトのシナゴーグ マックス・ベックマン
ジェラシー(エドヴァルド・ムンク作)
ジェラシー ムンク
オーケストラの演奏者(エドガー・ドガ作)
オーケストラの演奏者 ドガ作
女の頭(パブロ・ピカソ作)
女の頭 ピカソ
花と陶磁器:金蓮花(アンリ・マティス作)
花と陶磁器:金蓮花 マティス
羊(パウル・クレー作)
羊 クレー
 ルネッサンスから近代まで幅広く所蔵・展示されていました。

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