2015年4月にプラド美術館(マドリード)を訪問しました。イタリア ルネッサンスとスペインの画家の大作が多数展示されて、壮観でした。ルネッサンスとスペイン画家の大作に限れば、ルーヴル美術館を凌駕すると思われました。メキシコで大量の銀が採掘された時代に、お金にモノを言わせて収集したとの印象です。   
 残念ながら館内撮影禁止で、写真が撮れませんでした。公式ホームページから作品を紹介します。
 著名画家の最高傑作(準最高傑作)約90作品の内6作品を展示しています。
  「羊飼いの礼拝(エル・グレコ)」、「カルロス4世の家族(ゴヤ)」、
  「アダムとエヴァ(デューラー)」、「快楽の園(ヒエロニムス・ボス)」、
  「ラス・メーニナス(ベラスケス)」、「無原罪の御宿り(ムリーリョ)」
これ以外にも傑作・名品が沢山ありました。
 絵画に興味をお持ちの方は、一日がかりでの鑑賞をお勧めします。私は3時間程鑑賞を続けると足が疲れるというか腰が痛くなるというかで、集中力が無くなってしまいます。少し休憩するとかして、鑑賞を再開したりします。散歩でゆっくり定速で歩くのとは違う負担が掛かるようです。
 ロンドンから飛行機でマドリード空港についてホテルにチェックイン後、プラド美術館に向かいました。プラドの観光市内地図の距離感が掴めていなく、徒歩30分程で到着すると誤解してしまいました。丘越えになる上距離も遠く、実際は1時間30分程掛かりました。その状態で3時間程鑑賞したら疲れが酷く、そこでギブアップしました。帰りは近郊電車でホテルに戻りました。もっと余裕を持って行くべきでした。プラド美術館鑑賞を甘く見ていました。これほどの傑作・大作を多数展示しているとは、行ってみて初めて分かりました。
 大画面の傑作・名品の数で比べると、プラド美術館が世界一のような気がしました。 
プラド美術館正面(公式HPから)
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プラド美術館脇出入口側からの記念写真
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シロスの聖ドミニクス司教推戴
(バルトロメ・ベルメホ、1474~76年作)

授乳の聖母(ルイス・デ・モラレス、1565年作)

聖三位一体(エル・グレコ、1577~79年作)

胸に手を置く騎士(エル・グレコ、1580年頃作)

受胎告知(エル・グレコ、1596~1600年作)

羊飼いの礼拝(エル・グレコ、1612~14年作)

狩猟の獲物、野菜と果物のある静物
(ファン・サンチェス・コターン、1602年作)

ラス・メニーナス(ディエゴ・ベラスケス、1656年作)
ブレダの開城(ディエゴ・ヴェラスケス、1634~36年作)

アラクネの寓話(ディエゴ・ヴェラスケス、1657年作)

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壺のある静物
(フランシスコ・デ・スルバラン、1635~40年作)

磔刑を描く聖ルカ
フランシスコ・デ・スルバラン、1650年頃作

聖フェリペの殉教(ホセ・デ・リベーラ、1639年作)
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ベネラブラスの無原罪のお宿り
(バルトロメ・エスティバン・ムリーリョ、1678年頃作)
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ロザリオの聖母
(バルトロメ・エスティバン・ムリーリョ、1650~55年作)
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着衣のマハ(フランシスコ・デ・ゴヤ、1797~1800年作)
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裸のマハ(フランシスコ・デ・ゴヤ、1797~1800年作)
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カルロス4世の家族
(フランシスコ・デ・ゴヤ、1800~01年作)
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マドリード1808年5月3日
(フランシスコ・デ・ゴヤ、1814年作)
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わが子を食らうサトゥルヌス
(フランシスコ・デ・ゴヤ、1819~23年作)
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ビルチェス伯爵夫人の肖像
(フェデリコ・デ・マドラーソ、1853年作)

狂女ファナ(フランシスコ・プラディーリャ、1877年作)
『狂女王フアナ』( Doña Juana "la Loca" ) 1877年 フランシスコ・プラディーリャ プラド美術館蔵
ここで紹介した作品はどれも著名画家の傑作・代表作です。膨大な数の傑作と大作が展示されていました。展示室も広く、途中で疲れを感じてしまう程です。体調を整えて、一日掛かり/二日掛かりの鑑賞をお勧めします。