2017年6月にワルシャワへ行き、ワルシャワ国立博物館(美術館)を訪問しました。今回はテォドール・ロンバウツ作「カード・プレイヤー」を紹介します。
 テォドール・ロンバウツ(1597~1637年)はカラヴァジストのフランドル画家です。アントウェペンで仕立て屋主人の息子に生まれました。何人かの画家に師事した後1616~25年の間イタリアを旅行して、カラヴァジストに出会いました。1625年にアントウェルペンに戻り、聖ルカ組合に親方として入会しました。1628~30年の間、聖ルカ組合の執事をしました。宗教画と風俗画を多く描きました。リュート弾きやカード遊びの光景は、多く描いたようです。横長の画面に複数人の人物を描き込むのが得意な画風のようです。風俗画も比較的教育的や平和的な場面が多そうです。
 この絵もリュート弾きとカード遊びをする人たちと夫々の関係者のようです。イカサマやインチキを描いているようには見えません。当時の風俗を知る上に有効な作品が多く描かれたようです。 
カード・プレイヤー(テオドール・ロンバウツ、1635年作)

聖ペテロの否定(テオドール・ロンバウツ、1625~30年作、リヒテンシュタイン美術館蔵)

インチキ歯医者(テオドール・ロンバウツ、1620~25年作、プラド美術館蔵)