2017年6月にへント美術館(へント/ベルギー)を訪問しました。今回は、ウィリアム・ホガース作「若い女性の肖像」を紹介します。
ウィリアム・ホガース(1697~1764年)はロココ期のイギリス人画家です。風刺画を多く残し、「風刺画の父」と呼ばれたようです。当時の風俗や世相をよく理解していないので、実際の絵を見ても風刺画なのか風俗画なのか分からない絵が多いと感じます。
ウィリアム・ホガースはロンドンで貧しい教師の息子に生まれました。銀細工工房に弟子入りしたり版画家をやったりの下積みをした後、風刺連作で徐々に知られるようになりました。後半生は肖像画の注文が多かったようです。
「若い女性の肖像」はウィリアム・ホガースの作品の間でも、特別に気品のある高貴な美人に描かれています。まだ若く、お見合い写真のような肖像画なんでしょうか?興味を覚えて、ウィリアム・ホガースが描いた女性肖像を調べました。いくつかを紹介します。全体的にどの女性も明るく、感情をストレートに出しています。その間で気になったのが、「グラハム家の子供たち」です。ロイヤル・チェルシー病院の薬剤師ダニエル・グラハムの4人の子供たちを描いています。香油の調合で人気があり、貴族地区に店も構えていたようです。「グラハム家の子供たち」の一番年長の娘が、数年後に「若い女性の肖像」の容貌になったような気がします。読者の皆様は、どう感じますでしょうか?
「若い女性の肖像」はウィリアム・ホガースの作品の間でも、特別に気品のある高貴な美人に描かれています。まだ若く、お見合い写真のような肖像画なんでしょうか?興味を覚えて、ウィリアム・ホガースが描いた女性肖像を調べました。いくつかを紹介します。全体的にどの女性も明るく、感情をストレートに出しています。その間で気になったのが、「グラハム家の子供たち」です。ロイヤル・チェルシー病院の薬剤師ダニエル・グラハムの4人の子供たちを描いています。香油の調合で人気があり、貴族地区に店も構えていたようです。「グラハム家の子供たち」の一番年長の娘が、数年後に「若い女性の肖像」の容貌になったような気がします。読者の皆様は、どう感じますでしょうか?
若い女性の肖像(ウィリアム・ホガース作)

エビ売りの少女
(ウィリアム・ホガース、1740年作、ロンドン・ナショナルギャラリー蔵)

当世風の結婚第二場 部分
(ウィリアム・ホガース、1743年作、ロンドン・ナショナルギャラリー蔵)

自画像(ウィリアム・ホガース、1745年像)

グラハム家の子供たち
(ウィリアム・ホガース、1742年作、ロンドン・ナショナルギャラリー蔵)

ギャリック夫妻
(ウィリアム・ホガース、1757~64年作、ロイヤル・コレクション)

(ウィリアム・ホガース、1740年作、ロンドン・ナショナルギャラリー蔵)
当世風の結婚第二場 部分
(ウィリアム・ホガース、1743年作、ロンドン・ナショナルギャラリー蔵)
自画像(ウィリアム・ホガース、1745年像)
グラハム家の子供たち
(ウィリアム・ホガース、1742年作、ロンドン・ナショナルギャラリー蔵)

ギャリック夫妻
(ウィリアム・ホガース、1757~64年作、ロイヤル・コレクション)










































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