2012年7月にルーヴル美術館(パリ)を訪問しました。今回は、ジャン・シオン・シャルダン作「食前の祈り」を紹介します。
ジャン・シメオン・シャルダン(1699~1779年)はロココ期のフランス人画家です。静物画や風俗画でお馴染みの画家です。ジャン・シメオン・シャルダンはパリの家具職人の息子に生まれました。1718年から歴史画家のカーズの工房に入りました。1720年コアペルにも短期間師事しました。1728年「アカエイ」が好評で、王立絵画彫刻アカデミーの正会員に選ばれました。フォンテーヌブロー宮殿の修復にも参加しました。1731年からサロン・ド・パリに出品しました。1752年以降国王から年金を与えられました。1955年アカデミーの会計官とサロンの陳列委員を務めました。1557年ルーヴル宮内にアトリエ兼住居を与えられました。
シャルダンは主に静物画を描いていましたが、オランダ風の風俗画も描くようになりました。1740年のサロンにこの「食前の祈り」を出品し、高評価を得ました。ルイ15世もこの作品に感銘したと聞き、シャルダンはルイ15世に献上しました。シャルダンは「食前の祈り」を数作品描きました。
オランダの風俗画には無い、静けさ・厳かさを感じさせる作品です。シャルダンの作品は全てが静かで、音がしない。何故そう感じるのかは良く分かりません。
シャルダンは主に静物画を描いていましたが、オランダ風の風俗画も描くようになりました。1740年のサロンにこの「食前の祈り」を出品し、高評価を得ました。ルイ15世もこの作品に感銘したと聞き、シャルダンはルイ15世に献上しました。シャルダンは「食前の祈り」を数作品描きました。
オランダの風俗画には無い、静けさ・厳かさを感じさせる作品です。シャルダンの作品は全てが静かで、音がしない。何故そう感じるのかは良く分かりません。
食前の祈り(ジャン・シメオン・シャルダン、1740年頃作)
丸眼鏡の自画像(シャルダン作)



