2012年7月にルーヴル美術館(パリ)を訪問しました。今回は、フラ・アンジェリコ作「聖母の戴冠の祭壇画」を紹介します。
フラ・アンジェリコ(1390年頃~1455年)は、フィレンツェ北方のヴィッキオのルペカニーニャで生まれました。本名は、グィード・ディ・ピエトロと考えられています。「フラ・アンジェリコ」とは「天使のような修道士」の意味の通称です。1408~18年の間、コルトーナのドミニコ修道院に滞在し、ゲラルド・スタルニーナの手伝い・弟子をしていたようです。1417年にカルメル修道会の信心会に入信し、画家で生計をたてていたようです。1436年に他の画家と共にサン・マルコ修道院に移り、コジモ・ディ・メディチに優遇されたようです。その後名声が広がり、ローマ・ヴァチカンにも招かれました。
「聖母の戴冠の祭壇画」はナポレオンがフランスに持ち帰った祭壇画です。素性が良く分かっていなくて、記録の残る1434~5年の作品に当てられています。絵の具の発色や構成完成度も技量も非常に高く、もう少し後の1450年頃の作品との説もあります。私の眼からも、1435年頃の作品にしては完成度が高すぎます。1450年頃作の説を信じます。それにしても、青とピンクの発色が当時として素晴らしいです。
フラ・アンジェリコ(1390年頃~1455年)は、フィレンツェ北方のヴィッキオのルペカニーニャで生まれました。本名は、グィード・ディ・ピエトロと考えられています。「フラ・アンジェリコ」とは「天使のような修道士」の意味の通称です。1408~18年の間、コルトーナのドミニコ修道院に滞在し、ゲラルド・スタルニーナの手伝い・弟子をしていたようです。1417年にカルメル修道会の信心会に入信し、画家で生計をたてていたようです。1436年に他の画家と共にサン・マルコ修道院に移り、コジモ・ディ・メディチに優遇されたようです。その後名声が広がり、ローマ・ヴァチカンにも招かれました。
「聖母の戴冠の祭壇画」はナポレオンがフランスに持ち帰った祭壇画です。素性が良く分かっていなくて、記録の残る1434~5年の作品に当てられています。絵の具の発色や構成完成度も技量も非常に高く、もう少し後の1450年頃の作品との説もあります。私の眼からも、1435年頃の作品にしては完成度が高すぎます。1450年頃作の説を信じます。それにしても、青とピンクの発色が当時として素晴らしいです。
聖母の戴冠の祭壇画(フラ・アンジェリコ、伝1434~5年作)



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