2016年6月にウンターリンデン美術館(コルマール)を訪問しました。今回は、ハンス・ホルバイン父作「女性の肖像」を紹介します。
ハンス・ホルバイン父(1460~1524年)はアウグスブルクで画家の一家に生まれました。二人の息子も画家で、シグムンド・ホルバインと有名なハンス・ホルバイン子です。セント・ポール聖堂祭壇画に自身と二人の息子をチャッカリ描き込んでいます。やがてフランス アルザス地方イー全ハイムで活動して亡くなりました。国際ゴシックから北方ルネッサンス移行期に活躍した画家です。
「女性の肖像」はハンス・ホルバイン子の作品としては、少しグロテスクでした。不思議に思って帰国したのですが、ハンス・ホルバイン父の作品だと分かりました。祭壇画を描くのが本職で、肖像画も描いたようです。当時としては、可成り写実的な画風です。「盛る(実物より美しく描く)」という事をしなかったようで可成り正確ですが、グロテスクな感じが出てしまっています。他の女性肖像画も紹介しましたが、どこかグロテスクです。正直に描いたのでしょう。




ハンス・ホルバイン父(1460~1524年)はアウグスブルクで画家の一家に生まれました。二人の息子も画家で、シグムンド・ホルバインと有名なハンス・ホルバイン子です。セント・ポール聖堂祭壇画に自身と二人の息子をチャッカリ描き込んでいます。やがてフランス アルザス地方イー全ハイムで活動して亡くなりました。国際ゴシックから北方ルネッサンス移行期に活躍した画家です。
「女性の肖像」はハンス・ホルバイン子の作品としては、少しグロテスクでした。不思議に思って帰国したのですが、ハンス・ホルバイン父の作品だと分かりました。祭壇画を描くのが本職で、肖像画も描いたようです。当時としては、可成り写実的な画風です。「盛る(実物より美しく描く)」という事をしなかったようで可成り正確ですが、グロテスクな感じが出てしまっています。他の女性肖像画も紹介しましたが、どこかグロテスクです。正直に描いたのでしょう。
女性の肖像(ハンス・ホルバイン父、1515年作)

セント・ポール聖堂祭壇画全体(ハンス・ホルバイン父作)
セント・ポール聖堂祭壇画左翼に描き込んだ画家自身と二人の息子
(ハンス・ホルバイン父作)
(ハンス・ホルバイン父作)

女性の肖像(ハンス・ホルバイン父作)



