2013年7月にワシントン・ナショナルギャラリー(ワシントン)を訪問しました。非常に暑い日でした。開館時間前に並んで、一番に入館しました。傑作・名品が多数所蔵・展示されていますが、何故かラ・トゥール作の「悔い改めるマグダラのマリア」の印象と記憶が強かった。何故そう感じたのか、調べてみました。

悔い改めるマグダラのマリア(ラ・トゥール作)
ラ・トゥールの作品を並べてみると、どうもこの作品に描かれている女性(マグダラのマリア)が最も美人(美女)に描かれているからのようです。ラ・トゥールは風俗画の登場女性を、特徴を強調して単純化・平面化した描いています。宗教画は暗闇に蝋燭の明かりで描いています。これも明暗を強調して描いています。「悔い改めるマグダラのマリア」も複数の作品が残っていますが、ワシントン・ナショナルギャラリー所蔵作品が一番美人に描かれています。

風俗画で描かれている女性も紹介します。
どうも「美人画」と言うものは、描き過ぎてはいけないようです。余り特徴のない、陰影の薄い絵の方が、鑑賞する人が理想(自分好み)の映像を連想して、美人に見えるのではないかと思います。特徴や陰影を強く描くと余り美人に見えず、人相が悪くなります。自分の眼で確かめてみてください。
悔い改めるマグダラのマリア(ラ・トゥール作、メトロポリタン美術館蔵)
悔い改めるマグダラのマリア(ラ・トゥール作、ルーヴル美術館蔵)

いかさま師(ダイヤの札版)(ラ・トゥール作、ルーヴル美術館蔵)



![大水浴 cezanne[1]](https://livedoor.blogimg.jp/galleryhopping/imgs/e/0/e02870d4-s.jpg)
