アゴスティーノ・タッシ(1578~1644年)は風景画・海景画を多く描いたイタリア人画家です。女流画家を強姦して投獄されたというスキャンダルがヨーロッパで有名なようです。
アゴスティーノ・タッシはペルージアで毛皮職人の息子に生まれました。ローマ生まれでタッシ公爵の養子になったと自称していたようです。リヴォルノやフィレンツェで働いていましたが、フィレンツェで犯罪を犯したようです。トスカーナ大公のガレー船囚人漕ぎ手にされましたが、船内で絵を描くことも許されたようです。その後ローマで教皇パウルス5世の委嘱を受けたりして、いくつかの宮殿の装飾を手がけました。この時代ローマでクロード・ロランを弟子にしたようです。1612年に画家の娘の女流画家を強姦した罪や近親相姦・絵の窃盗などで2年間投獄の判決を受けました。翌年この判決は破棄され、出獄しました。作品を紹介します。
アイネーアースの艦隊(アゴスティーノ・タッシ 1627年作)








































