2017年6月にメムリンク美術館(ブルージュ/ベルギー)を訪問しました。メムリンクは初期フランドル派の画家です。聖ヨハネ施療院の中に、メムリンク美術館が併設されていると聞いていました。「聖ウルスラの聖遺物箱」を所蔵・展示していることで有名です。撮影した写真と、公式HPからの写真を紹介します。
ゲントからインター・シティーの列車で、ブルージュ中央駅に午前10時前に到着しました。駅はブルージュ旧市街の外にありました。旧市街からキャリーケースを転がして帰る観光客、旧市街に向かう観光客など結構大勢の人が行き来していました。
旧市街に入ると運河が多く、道も曲がりくねっていて道に迷ってしまいました。観光施設・名所の行先表示は余りありませんでした。道に迷ってから地図を見ても、自分がどこにいるか分からなくなりました。歩き回って教会らしき建物の前の職員に「メムリンク美術館はどこ?」と聞くと、通り過ぎて来た建物を指さすではありませんか。前を通っても、メムリンク美術館とは気づきませんでした。
美術館らしき建物の前に行ってガラス越しにロビーを見ても薄暗く、開館していないようにも見えました。玄関の看板をヨクヨク見ても開館している筈の時間で、ガラスのドアを開けてみると開館していました。薄暗いロビーの中で、チケット売り場カウンターだけ明るくなっていました。展示室が薄暗い美術館は時々出会いましたが、ロビーまで薄暗いのは初めてでした。「世界一入り辛い美術館」の候補です。
メムリンク美術館玄関(鑑賞後撮影)

聖ヨハネ施療館を改修して美術館にしたそうですが、美術館との表示や看板は小さなものしかありませんでした。細長い立て看板も、入館時にはありませんでした。しかも向かい側の「聖母教会(ミケランジェロ作聖母像が有名)」との共通チケットが買えるとの看板です。
メムリンク美術館玄関での記念写真

聖ウルスラの聖遺物箱(ハンス・メムリンク、1489年頃作)

この作品は「ベルギー七大秘宝」のひとつだそうです。夫々の面に描かれている絵もいくつか紹介します。
ウルスラと聖母子 聖母とウルスラ


ウルスラのローマ到着

聖ウルスラは信心深く、ローマに巡礼した帰路に野蛮人に殺害されました(殉教しました)。それで聖人に列せられたようです。
聖ウルスラの聖遺物箱の前で

聖ウルスラの聖遺物箱の展示の様子

聖母子像とマールテン・ファン・ニーウウェンホーフェの肖像
(ハンス・メムリンク、1487年作)
(ハンス・メムリンク、1487年作)

聖母子とマールテン肖像画の前で

聖カタリナ神秘の結婚、洗礼者聖ヨハネ、福音書記聖ヨハネの三連祭壇画
(ハンス・メムリン、1474~79年作)
(ハンス・メムリン、1474~79年作)

閉じた三連祭壇画

聖ヨハネ三連祭壇画の前で

シビル・サンベタの肖像(ハンス・メムリンク、1480年作)

ヤン・フロレインスの三連祭壇画(ハンス・メムリンク、1479年作)

閉じたヤン・フロレインスの三連祭壇画

エイドリアン・レインズの三連祭壇画(ハンス・メムリンク作)

中央にキリストの降架が描かれているようです。
閉じたエイドリアン・レインズ三連祭壇画

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