世界美術館巡り旅

世界の美術館・旅行・画家・絵画の情報共有サイト

カテゴリ: イタリア寄り道

 2019年7月ローマ訪問の際、サン・ピエトロ広場近辺を観光しました。サンタ・マリア・デル・ポポロ教会を鑑賞した後ポポロ広場の北側門を出て、徒歩で西へ向かいました。数分でテヴェレ川にぶつかりました。道一本南に回るとレジーナ・マルゲリータ橋があり、それを渡ってコラ・ディ・リエンツオ通りへ進みました。
レジーナ・マルゲリータ橋からテヴェレ川を望む
DSCN0102
 コラ・ディ・リエンツオ通りを西へ進むとヴァチカン宮殿が見えてきて、手前を左折してサン・ピエトロ広場へと入りました。ローマも三回目ですが、なかなかサン・ピエトロ大聖堂に入れていません。最初のローマ訪問時は新教皇をコンクラーベで選出直後の為、物凄い行列だったので入るのを諦めました。二回目は予約が必要なボルゲーゼ美術館鑑賞のためナポリからパリへの移動の途中下車だったので、サン・ピエトロ大聖堂へは行けませんでした。内心「機会があればミケランジェロ作のピエタの本物を見てみたい。」という気持ちがありましたが、今回も長い行列で今回も諦めました。
ミケランジェロ作「ピエタ」
1498-1500  pieta
サン・ピエトロ大聖堂を背景に記念撮影
DSCN0105
 サン・ピエトロ大聖堂へ続く回廊の脇に延々と続く人の行列が分かりますでしょうか。次に国立コルシーニ宮美術館を訪問する予定だし、相当暑かったので並ぶのは断念しました。妻は若い頃このピエタが日本で展示された際、本物を見たそうです。サン・ピエトロ広場を出て南東に進み、テヴェレ川にぶつかりました。橋が二つ見えました。
上流側から見たヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋
DSCN0107
下流側から見たサンタンジェロ橋
DSCN0108
 テヴィレ川右岸を南下して、国立コルシーニ宮美術館まで歩きました。コルシーニ宮美術館鑑賞後、テヴェレ川を渡ってナヴォーナ広場に行きました。この広場に隣接してあるサンタ・アゴスティーノ教会でカラヴァッジョ作「ロレートの聖母」を見るためです。
ナヴォーナ広場の噴水の前で自撮り
DSCN0124
ナヴォーナ広場のオダリスク
DSCN0125
 ローマの主要な観光地は、結構歩いて見て回れます。ただし、連日二万歩以上歩きました。

 2019年7月ローマ訪問時観光二日目朝に、ポポロ広場に行きました。カラヴァッジョの2作品を所蔵するサンタ・マリア・デル・ポポロ教会が近接しているのがポポロ広場です。教会の位置がイマイチ正確にわからなかったので、とにかくポポロ広場に行こうという事にしました。最寄り地下鉄駅のフラミニィーオ駅で降りて地上に出ると土産物露店が並び、広い道を渡るとポポロ広場でした。
ポポロ広場北側入り口の門
DSCN0084
 この門を入ると、ポポロ広場です。広場中央にあるオベリスクが門越しに見えます。「ポポロ」とは「市民の」という意味で、北から来た巡礼者がローマへ最初に足を踏み入れた場所となっていたようです。
ポポロ広場全景(Wikipediaから)
1280px-Italien_Rom_Piazza_del_Popolo_1
 遠くの方にヴァチカンが見えるので広場の東側ピンチョの丘麓あたりから撮った写真と思われます。右に北側の門が、左側に双子の教会があると思われます。
オベリスクと双子の教会(Wikipediaから)
800px-Roma_Piazza_del_Popolo_BW_2
オベリスクと双子教会を背景に記念撮影
DSCN0086
双子教会片方のサンタ・マリア・ディ・ミラーコリ教会前で記念撮影
DSCN0089
ポポロ広場東端の「ローマの神々の噴水」(Wikipediaから)
Piazza_del_popolo wiki
 ポポロ広場で記念写真を撮り終えてサンタ・マリア・デル・ポポロ教会を探してぐるりと見まわしても、それらしき建物が見つかりませんでした。地理を聞けそうな人を探すと、警備の兵士(警察の機動隊)が双子の教会の間の道に数人いました。自動小銃を持っていたので、撃たれないようにゆっくり近づきました。「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会はどこですか?」と聞くと、北側の門の辺りを指さして「広場の外だ。」と言われました。門の辺り戻って探すと、門を入って直ぐ左側に足場とシートで囲まれた小さな建物がありました。最初に門を入った時は「レオナルド・ダ・ヴィンチ ミュージアム」の建物の一部と思いましたが、よく見ると古い教会のようにも見えました。建物の入り口があったのでよく見てみると、「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会」とありました。予想以上に小さい教会の上改修中だったので、見落としたようです。何はともあれ、何とか教会が見つかりました。

 2019年7月ローマ訪問の際、ドリア・パンフィーリ美術館から聖イグナチオ・デ・ロヨラ教会に向かう途中でパンティオンに寄りました。地図を頼りに聖イグナチオ・デ・ロヨラ教会に到着するには、パンテオンの位置と向きを確認できると分かり易いからでした。写真も撮りました。
パンテオンの前景(Wikipediaから)
Wikipediaからパンテオン 
 パンテオンの前も内部もものすごい数の観光客で大混雑でした。さすがローマの代表的観光地の一つだからでしょうか。美術館とは大変な違いでした。
 パンテオンは紀元前25年に創建されたローマ神の万神殿だったようです。起源2世紀に再建され、それが現存している建物の基本になったようです。紀元7世紀にキリスト教聖堂に変わったようです。非常に頑丈な石造建築で、現在も姿をとどめています。世界最大の石造建築の一つだそうです。
パンテオンの天井(Wikipediaから)
パンテオン 天井
ドームの直径と高さは同じ43.2mだそうです。天井中央に採光の為穴が開いており、オクルスと呼ぶらしいです。
パンテオン内部で記念撮影
DSCN0077
 御覧のように、パンテオン内部も大混雑でした。
パンテオン内部の壁面
DSCN0076
パンテオン内部から見た入り口
DSCN0075
パンテオン内部奥の写真
DSCN0074
 御覧のように観光客で一杯です。ここでも日本人観光客を余り見かけませんでした。数年前と様変わりです。中国人観光客が増えて日本人観光客が目立たなくなったのか、日本人観光客がもっとニッチな観光地に移ったのか疑問を感じましたが、原因は良く分かりません。
 ラファエロの墓が本人の遺言でここにあるそうです。行ったときに見損ないました。残念です。インターネットで調べたら、下の写真のように設けられているようです。像の下のドーム状凹みに、ラファエロの墓が設けられたようです。

 2019年7月にローマを訪問しました。テルミニ駅近くの安宿(シャンぺーン・パレス・ホテル)に到着日深夜(午後11時頃)にチェックインしました。コンチネンタル(薄切りのソーセージとチーズはあった)の朝食を終え、午前8時前にホテルを出て8時30分開館のパラッツォ・バルヴェリーニに徒歩で向かいました。ホテルのすぐ近くにローマ四大バジリカの一つのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂があり、そこに寄り道しました。朝早かったので内部に入れませんでした。記念写真を撮って目的地に向かいました。帰国後インターネットで調べてみましたので、紹介します。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂前で記念撮影
DSCN0014kai
サンタ・マリア・マッジョーレの円柱
DSCN0010
 この円柱の上には聖母子像がありました。インターネット上にマクセンティウス帝のバシリカから移築したという記事と1614年にパウロ五世ボルゲーゼにより建設されたという記事がありました。どちらが本当かは良く分かりませんでした。
 この聖堂は西暦5世紀に「聖母信仰公認」を記念して創建され、その後破壊と修復を繰り返しました。教皇がアヴィニョンからローマに戻った時、一時教皇庁となったようです。その後ヴァチカン宮に教皇庁が建設され、移ったとの事でした。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂正面前景(Wikipediaから)
Basilica_di_Santa_Maria_Maggiore
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂裏側正面(Wikipediaから)
Piazza_Esquilino,_Santa_Maria_Maggiore ura
裏側の方が広場も広く、広い道に面していました。こちらが正面かと思いました。
聖堂内部の様子(Wikipediaから)
Interior_of_Santa_Maria_Maggiore_(Rome) wiki
システィーナ礼拝堂(Wikipediaから)
Santa_Maria_Maggiore_shisuteli- Oratory
ドームの壁画(Wikipediaから)
Basilica_di_Santa_Maria_Maggiore_abside_a_Roma
グイド・レーニ作の天井画
グイド・レーニ Dome_ofSanta_Maria_Maggiore
 グイド・レーニ作の天井画があるとは知りませんでした。帰国後調べて初めて知りました。見て来るべきだったという気持ちが高まっています。ローマには至る所に傑作・名品があり、油断が出来ませんね。

 2013年3月美術館巡りの合間に、フィレンツェとヴェネチアを観光しました。フィレンツェでは、駅近くのインフォメーションでミュージアム・パスを買いました。主要な美術館・宮殿に入場できるのとバスが乗り放題でした。到着翌日にバスでミケランジェロ広場に行きました。天気も良くて山並みを背景にしたフィレンツェの街並みは素晴らしい景色でした。カメラの電池切れで写真が撮れず、翌日もう一回行きました。今度は天気がイマイチでしたが、写真を撮りました。写真を掲載しましたが、天気が良いともっと綺麗でした。フィレンツェに行ったら、ミケランジェロ広場に是非行ってください。
ミケランジェロ広場からのフィレンツェ遠景
イメージ 4
ミケランジェロ広場で記念撮影
イメージ 5
ミケランジェロ広場からのカレル橋遠景
イメージ 1
 橋の上には貴金属店が多くありました。ルネッサンス期のイタリア人画家には、金細工職人の息子が多くいます。昔から貴金属の加工が盛んだったのでしょう。
 フィレンツェからヴェネツィアへは列車で移動しました。サンタ・ルチア駅前の運河を渡った向かい側のホテルに宿泊しました。ヴェネツィアの街はそれほど大きくなく、徒歩で観光しました。
 ローマで母子のスリに出会ったので、ヴェネツィアではスリに神経をとがらせて観光しました。お金は盗られませんでしたが、その後しばらく不愉快でした。
 ヴェネツィアのレストランではボラれました。頻りに勧められた料理の料金が一皿当たりでは無く、100グラム当たりでした。思っていた三倍の料金を取られました。一皿目のシーフード・パスタは美味しかったのですが、二皿目のヒラメのムニエルはイマイチでした。高いので文句を言ったら、「メニューのここに100グラム当たり料金と書いてあるでしょ。」と言われました。料金を払って出ようとすると、「チップが無い。」と請求されました。ボッタくり確信犯のお店だったようです。注意しましょう。
ヴェネチアの運河
イメージ 2
ヴェネチアのゴンドラ
イメージ 3
サン・マルコ広場の塔
イメージ 6
多分「嘆きの橋」
イメージ 7

↑このページのトップヘ