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カテゴリ: 気になる画家千夜一夜(13世紀)

 ピエトロ・カヴァニール(1250年頃~1330年頃)はゴシック期のフレスコ画家・モザイク画家です。
 ピエトロ・カヴァニールはその署名から、ローマ出身と考えられます。主にローマの聖堂・教会の壁画を描きました。ジョットに大きな影響を与えたと思えます。作品を紹介します。
マリアの生涯の装飾(ピエトロ・カヴァニール 1291年作)
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マリアの誕生(ピエトロ・カヴァニール 1291年作)
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受胎告知(ピエトロ・カヴァニール 1291年作)
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キリストの誕生(ピエトロ・カヴァニール 1291年作)
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聖母の寺院奉献(ピエトロ・カヴァニール 1291年作)
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キリストの肖像(ピエトロ・カヴァニール 1290年代作)
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イザク(ピエトロ・カヴァニール 1299年作)
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架刑(ピエトロ・カヴァニール 1308年作)
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茨のキリストと聖母(ピエトロ・カヴァニール作)
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聖ヨハネと聖母子(ピエトロ・カヴァニール作)
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 まだまだゴシックの画風ですね。

 チマブーエ(1240年頃~1302年)はゴシック期にフィレンツェで活躍したイタリア人画家です。ジヨットの師匠に当たり、ルネッサンスの始祖のような画家です。本名はチェンニ・ディ・ペーポで、あだ名のチマブーエは「雄牛の頭」という意味のようです。金地/正面/左右対称などビザンチンの影響が色濃く残って、ゴシックとルネッサンスの橋渡し的画家です。年代順に作品を紹介します。
十字架の全体(チマブーエ、1271年作)
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十字架の部分(チマブーエ、1271年作)
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十字架の部分(チマブーエ、1271年作)
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架刑(チマブーエ、1280年作)
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聖ペテロの架刑(チマブーエ、1280年作)
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聖人・天使たちと聖母子(チマブーエ、1280年作)
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二天使と聖母子(チマブーエ、1285年作)
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鞭打ち(チマブーエ、1285年作)
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マジェスティの聖母(チマブーエ、1286年作)
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十字架(チマブーエ、1288年作)
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若い頃の十字架と違い、キリストの肉体の描き方がゴシックからルネッサンス的になっています。肉体を正しく描こうという意識を感じます。
聖母と天使たち(チマブーエ、1290~95年作)
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聖ジョーン(チマブーエ、1302年作)
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ゴシックの画家と言えそうですが、1288年作十字架のキリストにはルネッサンスの萌芽を感じました。

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