世界美術館巡り旅

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2019年08月

 2019年7月アミアンでピカルディ美術館の次に、ノートルダム大聖堂に行きました。フランス内で現存するノートルダム大聖堂の間で、最大級の建物とのことです。
ノートルダム大聖堂の前景(Wikipediaから)
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 外壁には立派な彫刻が一杯ありました。
ノートルダム大聖堂の正面で記念撮影
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ノートルダム大聖堂中央入り口頭上の飾り
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ノートルダム大聖堂中央入り口前で自撮り
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聖母子の彫像(Wikipediaから)
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ノートルダム大聖堂正面祭壇の様子
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ノートルダム大聖堂ステンドグラス
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ノートルダム大聖堂ステンドグラス
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ノートルダム大聖堂の入り口側ステンドグラス
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ノートルダム大聖堂横側を背景に記念撮影
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 キャリーケースを引いての観光で、妻と交代で荷物番と内部観光をしました。スケジュールの都合でこういう事もしばしば経験しました。
 アミアンのノートルダム大聖堂は大きさと装飾の綺麗さで圧倒された聖堂でした。

 2019年7月にフランス アミアンにあるピカルディ美術館に行きました。リール美術館鑑賞後翌朝ルーアンへ列車で移動するつもりでした。生憎日曜日移動となり午前8時過ぎリール出発の列車がアミアン止まりとなり、僅かな時間差(1分)でルーアンまで行く列車に乗り継げないことが分かりました。アミアンで5時間待ち合わせ、一本遅い午前10時2分リール出発でも3時間待ちとなります。リールから高速鉄道に乗ってパリ北駅へ行き、RERでパリ サン・ラザール駅からルーアンへ行くことも考えましたが、到着時間は大差ない事が分かりました。アミアンで観光することにしてピカルディ美術館に行くことにしました。
 ピカルディ美術館はフランス北西部アミアンにある美術館です。1802年創立で、現在の建物は1855年から建設されたようです。「ナポレオン三世様式」と呼ぶようです。
ピカルディ美術館前景(Wikipediaから)
Musée_de_Picardie_Amiens Wiki
 調べると2019年秋まで改修中とありました。「仮設展示があるかも知れない。」という甘い考えと、「最悪記念撮影だけでも良い。」との考えで行ってみました。
改修中のピカルディ美術館正面で記念撮影
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 御覧のように重機もまだ置かれていて大改修中、今年の秋に完工するか怪しい状態でした。
改修完了後の紹介看板
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改修中の看板の横で記念撮影
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 仮説展示もなさそうで、目もうつろな写真です。
斜めから見た改修中のピカルディ美術館
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 残念でしたが諦めて、次の目標のノートルダム大聖堂へ移動しました。インターネットで調べた所蔵作品を紹介します。
ハーマン・ランゲリウスの肖像(フランス・ハルス作)
Herman Langelius  フランス・ハルス
鎧を着た若い君主の肖像(ルーベンス作)
鎧を着た若い君主  ピーテル・ルーベンス
男の肖像(エル・グレコ作)
男の肖像 エル・グレコ
聖ドナートの奇跡(リベラ作)
Jose_de_Ribera_-The_Miracle_of聖ドナート
熊狩り(Charles Andre van Loo作)
Bear_Hunt_-_1736 Charles Andre van Loo
レダと白鳥(Jules Roulleau作)
レダと白鳥 Jules Roulleau
フラゴナールの作品
Fragonard-Le-Berceau-M.P.Lav.1894-143_imagelarge
自画像(モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール作)
自画像 モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール作
アウグストの世紀(ジェローム作)
Jean-Leon-Gerome-Siecle-d-Auguste
労働(ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ作)
仕事 ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ作
 日本ではあまり知られていませんが、名品を所蔵している美術館のようです。残念でした。

 2019年7月フランスのフランドル地方とノルマンデイ地方を観光した際、リールからルーアンに向かう途中でアミアンに途中下車しました。平日だと朝8時過ぎにリールを出発するルーアン直通の列車があります。偶然にも日曜日に移動となったので、この直通列車が走っていませんでした。無理してルーアンに行こうとすると、「TGVでパリ・ノール駅(北駅)に行き地下鉄+RERでパリ・サンラザール駅経由TERでルーアンに行く」を推奨されてしまいます。料金が大幅に高くなる上、所要時間は余り短縮されません。10:02リール発11:21アミアン着+14:22アミアン発15:43ルーアン着で行くことにしました。アミアンで3時間観光(ピカルディ美術館とノートルダム大聖堂に行く)することで実行しました。
朝のリール・フランダース駅西側入り口で記念撮影
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リール・フランダース駅ホーム構内の様子
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SNCF(フランス国鉄)の自動券売機
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 画面をタッチすると画像が出て、画面下部の言語ボタン「イギリス国旗」を押すと英語になります。「券売機のある駅から出発するかその他の駅か?」と「直ぐ出発か後ほどか?」を答えれば、出発駅と目的地の文字2~3個入力すると候補駅名が出ます。2~3回経験すれば、使いやすい機会です。割引カードや割引コードを聞いていますが、「ノーディスカウント」で前に進めます。カードが使えますし、故障中の機械も少なかった。
出発列車のホーム表示
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30分前にはどのホームかの表示が出ました。
待合室で自撮り
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アミアン行きの列車に乗ってヤレヤレ
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車中はガラガラ
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アミアン駅に到着直後に記念撮影
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 アミアン駅で先ずはルーアン行きの切符を買って、徒歩でピカルディ美術館へ向かいました。徒歩15分くらいの距離でした。途中で、ノートルダム大聖堂が見えました。
途中で見えたノートルダム大聖堂
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 アミアンは徒歩で観光できる小さな街でした。

 2019年7月 リール美術館を鑑賞する為に、リールを訪問しました。リールはフランス フランダース地方の中心都市です。昔は(ベルギーを含めた)フランダースを治めた王様の居城もあったそうです。街中を歩くと「昔栄えた街」、「チョット寂れつつある街」との印象でした。リールの「蚤の市」はフランス国内で有名なようです。散策して撮った写真を紹介します。
リール・フランダース駅西側
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 午後の駅前ですが、通る自動車も少ない状況でした。
 リール・フランダース駅の東側も自動車の通行量は少なかった。異形の人形飾りが気になり、写真を何枚か撮りました。
リール・フランダース駅東側の通り
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 通りの両脇にポツリポツリと人形飾りがありました。
鶏の人形飾り?
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犬か狐の人形飾り
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 人形の形がヨーロッパ風とは思えなかったので、帰国後調べてみました。リールの復活を目指して、文化活動を強化しているようです。「リール 3000」と銘打って、3年に一回文化事業を開催しています。2019年は「Eldorado(黄金郷)」と称して、連日文化行事をやっているようです。Eldoradoに因んで、中南米風デザインの動物人形を飾っているようです。
リール・フランダース駅西側モリネル通り朝の様子
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 午前8時過ぎですが、日曜日(更にパリ祭)の朝で人通りは少なかった。
レピュブリック広場から見た早朝のリール美術館
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前の日に買い物をしたミニ・スーパーの「Carrefour City」
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 一階がミニ・スーパーです。このCarrefourグループには助けられます。「Carrefour Express」はコンビニ店チェーンで、夜遅くや日曜日にも営業しています。旅行者には本当にありがたい存在です。
早朝の繁華街・ベテューニ通り
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 この写真を撮った背中方向には、小さな映画館もありました。
通りから見えた聖堂(ノートルダム大聖堂?)
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駅近くのモリネリ通り
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 朝(午前9時前後)とは言え人通りが少なかった。パリ祭の日曜日朝なので特別なのか、いつもこうなのかは不明のままでした。

 2019年7月にフランス北東部にあるリール美術館に行きました。一部に「ルーヴル美術館に次ぐフランス内二番めの美術館」との評価もあり、類似の言われ方をするリヨン美術館と比較してみました。ルネッサンス絵画と彫刻・装飾品の所蔵品はリヨン美術館の方が充実していました。フランドル絵画とスペイン絵画・フランス絵画の所蔵品はリール美術館の方が充実していました。絵画の所蔵・展示に関しては、ルーヴル美術館とオルセー美術館に次ぐフランス内三番目の美術館と思います。
 リール・フランダース駅から徒歩10~15分程のレピュブリック広場に面して、リール美術館がありました。 
リール美術館全景(Wikipediaから)
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リール美術館玄関で記念写真
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地獄に落ちる人々(バウツ作)
The-Fall-of-the-Damned_ Bouts
バウツとメムリンクの作品の前で自撮り
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捕らえられるキリスト(ルーカス・クラナハ作)
キリストの逮捕 クラナハ
ベツレヘムの戸籍調査(ピーター・ブリューゲル子 作)
ベツレヘムの戸籍調査 ピーター・ブリューゲル(子)
音楽を奏でる天使と聖母子(15世紀 作者不詳)
音楽を奏でる天使と聖母子 15世紀作者不詳
卵の上の合奏(ヒエロニムス・ボス作)
卵の上の合奏 ボス
卵の上の合奏の前で
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三賢人の礼拝(マイスターM.S.)
三賢人の礼拝 マイスターM.S.
処刑(ベラスケス作)
処刑 ベラスケス
降架(ルーベンス作)
降架 ルーベンス
オリーヴの庭のキリスト(エル・グレコ作)
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風景画(ライスダール作)
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若い女性と召使(ホーホ作)
若い女性と召使 ホーホ
手紙(ゴヤ作)
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手紙の前で記念撮影
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皇帝の正装のナポレオン(ダヴィッド作)
正装のナポレオン ダヴィッド
聖アントニーの奇跡(ファン・ダイク作)
聖アントニーの軌跡 ファン・ダイク
聖マドレイン(ヨルダーンス作)
聖マドレイン ヤコブ・ヨルダーンス
銀杯の静物(シャルダン作)
銀杯の静物 シャルダン
シャルダンの静物画の前で
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食堂の風景(クールベ作)
食堂の風景 クールベ
Medea(ドラクロア作)
Medea_ドラクロア
モリゾの肖像(マネ作)
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モリゾーの肖像の前で
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ハウス・オブ・パーラメント(モネ作)
ハウス・オブ・パーラメント モネ
牛(ゴッホ作)
牛 ゴッホ
ゴッホの絵の前で自撮り
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裸婦(ボナール作)
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彫刻展示室のステンドグラス
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 絵画が幅広く所蔵・展示されていました。予想以上に充実していました。「ぜひ行かなくては。ぜひ行ってほしい。」と感じさせる美術館です。

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