2017年6月のポルトガル旅行の際、ジェロニモス修道院に行きました。ヴァスコダ・ガマの世界一周の偉業を称え1502年に着工しましたが、完成までに300年を要したとのことです。ヴァスコダ・ガマとルイス・デ・カモンイス(1524年~1580年のポルトガル国民的詩人)の遺骨が収納されているようです。
ジェロニモス修道院全景(Wikipediaから)
非常に長い建物です。
リスボン国立古典美術館を鑑賞してから、トラム・バス兼用停留所に行きました。頭上に小さな掲示パネルがあり、次の車両は何番系統かと待ち時間が表示されていました。その次以降何本かの待ち時間も表示されていました。観光案内書には15番系統のトラムに乗れば良いと書かれていました。他の系統の表示や「15E」という表示がありますが、「15」という表示は出ませんでした。不安になって親切そうな中年女性に「ベレン行きたい」というと、「15番系統のレールは外された。15Eのバスに乗れば良い。」との事でした。なかなか15Eが来ないので、その女性が詳しそうな男性に聞いてくれました。「行かない。」というバスやトラムを1~2本やり過ごした後、「次バスもベレンに行く。」と教えてくれました。礼を言って乗ろうとすると、ショルダー・バッグを前に回して抱えるようにしろと身振りで教えてくれました。ローマやマドリードと比べるとスリが少ないように見えましたが、スリは居るようです。再度お礼を言って、バスに乗りました。
バスは結構混んでいた上、次の停車場の音声案内も表示もありませんでした。段々不安になって来た処で、少なからぬ(観光客風)乗客が降りました。途中の観光名所は「ベレンの塔」に隣接している筈なので、続いて降りる事にしました。それがジェロニモス修道院近くの停車場でした。ジェロニモス修道院の前に行って、記念写真をとりました。
ジェロニモス修道院前の記念写真
修道院右側の建物の前から修道院左側を望む角度で写真を撮りました。
入場切符売り場の辺りは人が多くいましたが、それ以外の人通りはパラパラという感じでした。この日は予定が盛りだくさんで、入場せず外観を見るだけとしました。
このあたりでも観光馬車が結構いました。ヨーロッパの観光地の定番のようです。
ジェロニモス修道院中央部と観光馬車
ジェロニモス修道院左側から右を望む方向の記念写真
左側端までのジェロニモス修道院
南の方向数百メートル先に、「発見のモニュメント」が見えました。人の流れに乗って、近づくことにしました。ジェロニモス修道院と発見のモニュメントの間には鉄道が通っていて、地下道を潜って渡ると正面に発見のモニュメントが見えました。
この日も晴れ渡って非常に暑かった。暑いけれども湿度は低く、日陰に入れば涼しかった。これが地中海気候というのかと思いました。