キース・ヴァン・ドンゲン(1877~1968年)は、フォーヴィスム派(野獣派)のエコール・ド・パリのオランダ系フランス人画家です。立体感や陰影をあまり気をかけず、平面的(デザイン的)な作品が多いようです。
キース・ヴァン・ドンゲンはオランダ ロッテルダム郊外の酒醸造業の家庭に生まれました。家業を手伝いながら、ロッテルダム美術アカデミーに通いました。1892年から1897年まで、ロイヤル・アカデミーで学びました。1896年から日刊紙のイラスト・レポーターとして働きました。1877年パリに数か月滞在しました。1899年にパリへ転居して、新聞・雑誌の挿絵で生計をたてました。1905年にサロン・ドートンヌ(フォーヴィスムの民間展覧会)に出品しました。1926年にレジオン・ドヌール勲章を受章しました。1968年にモナコで亡くなりました。年代順に作品を紹介します。
アームチェアの裸婦(ドンゲン、1896年作)
ビーチの日曜日(ドンゲン、1900年作)
モンマルトルのパリジャン(ドンゲン、1903年作)
赤い踊り子(ドンゲン、1907年作)
鏡の前の女性(ドンゲン、1908年作)
黒い帽子の女性(ドンゲン、1908年作)
猫と女性(ドンゲン、1908年作)
竹久夢二の世界ですネ。
リボンの少女(ドンゲン、1909年作)
バルコニー(ドンゲン、1910年作)
頬に指(ドンゲン、1910年作)
座る女性(ドンゲン、1911年作)
ペットのブラック(ドンゲン、1912年作)
月明かりの風景(ドンゲン、1912年作)
花の水盤(ドンゲン、1913年作)
銀髪の鬘(ドンゲン、1919年作)
モンパルナス・ブルー(ドンゲン、1920年作)
ライラックとチューリップ(ドンゲン、1925年作)
女性と裸婦(ドンゲン、1959年作)
目が大きくてマスカラがキツイ女性像が多い。挿絵でも描くように、膨大な作品を残しました。