エドワード・ポインター(1836~1919年)はイギリスの画家・デザイナーです。歴史画で名声を高め、ナイトや準男爵の爵位も授与されました。
 エドワード・ポインターはパリで建築家の息子として生まれました。イプスウィッチ・スクールとブライトン・カレッジで学びました。並行して、ロンドン・ローマ・パリで絵画を学びました。1867年の「エジプトのイスラエル人」、1871~75年の「シバの女王のソロモン王訪問」で高い評価を受けました。
 1871年~75年の間、ロンドン大学美術講座の教授を務めました。1876年にロイヤル・アカデミーの会員に選ばれました。1875年~81年の間、ナショナル・アート・トレーニング・スクールの校長を務めました。1894年~1904年の間、ナショナルギャラリーのディレクターを務めました。1896年にロイヤル・アカデミーの総裁に任命され、ナイトの称号を授けられました。更に1902年に準男爵の爵位を授けられました。年代順に作品を紹介します。
    吟遊詩人トルバドウール(エドワード・ポインター 1859年作)
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   神の家畜を盗むマーキュリー(エドワード・ポインター 1860年作)
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        水運び(エドワード・ポインター 1862年作)
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この作品の辺りで、画力は完成したようです。
       セイレーン(エドワード・ポインター 1864年作)
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音楽で船乗りを呼び寄せる女神(魔女?)のようです。ローレライの様な存在のようです。
    エジプトのイスラエル人(エドワード・ポインター 1867年作)
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名声の第一歩になった作品です。
        カタパルト(エドワード・ポインター 1868年作)
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       アンドロメダ(エドワード・ポインター 1869年作)
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        林の風景(エドワード・ポインター 1873年作)
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        自画像(エドワード・ポインター 1882年作)
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      3月のイデス(エドワード・ポインター 1883年作)
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         窓辺(エドワード・ポインター 1884年作)
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       市場の一画(エドワード・ポインター 1887年作)
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   シバの女王のソロモン王訪問(エドワード・ポインター 1890年作)
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         庭で(エドワード・ポインター 1891年作)
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   ヴェニスのサンマルクの鐘(エドワード・ポインター 1903年作)
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      嵐の洞窟のニンフ(エドワード・ポインター 1903年作)
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         干潮(エドワード・ポインター 1913年作)
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    チャンピオン・スイマー(エドワード・ポインター 1914年作)
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公務が忙しかったと思いますが、画力も画作への情熱も衰えなかったようです。